地域を広報で元気に![広報コンサルティング・プレスリリース作成・広報研修・広報セミナー]
お客様の声

VOL.10

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  1. トップ
  2. PR事例
  3. 会社の新規事業を育むための広報活動
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大阪書籍印刷株式会社
畠中さん 西村さん
明治42年の創業から100年以上に渡り続く大阪書籍印刷。教科書の編集・出版業務からスタートし、現在は書籍の印刷事業を軸にしながら、会社の新たな柱となる事業を作ろうと新規事業に取り組んでいます。それらを下支えする打ち手の一つとして、近年、積極的な広報活動を行ってきました。Twitterのフォロワー数は1.6万を超え、外部からの関心も高まってきました。当社のコミュニティ型広報勉強会「みんなの広報会議」への参加は、広報活動の基盤づくりにどのように役立っているのでしょうか。

時代の変化に合わせた、新規事業を立ち上げたい

少子化やデジタル化が進み、印刷業界はかつてないほど苦境に立たされています。年々受注量が減り、同業他社が廃業する中で、既存のお客様から印刷の仕事をいただく受け身の姿勢から、お客様に選ばれて商品を買ってもらう提案型企業に生まれ変わることを目指し、企画開発チームを編成。新規事業にチャレンジしています。

営業部・企画開発チームの課長である畠中さんと同チームの西村さんは、新規事業の開発と兼任しながら積極的な広報活動を開始。会社の認知向上や新規顧客の開拓に力を入れています。

2021年9月には自社企画商品を扱うECサイト「archshop」を立ち上げ、もともとSNSの運用について理解のあった西村さんがTwitterアカウントを担当。会社としての情報発信体制を整えました。しかし、ECサイトのアクセスが伸び悩み苦戦する日々。そんな折に、「プレスリリースの作成をお願いできる大阪のPR会社をネット検索で探したところ、PRリンクさんを見つけました」と出会いを語ります。

「『archshop』を広く知ってもらいたいと思い、メディアからの取材を期待しましたが、どうすればニュースに取り上げてもらえるのかがわかりませんでした。また、当時は広報に対する社内の理解も浅く、広報活動の意義を伝えることも必要でした」。(西村さん)

広報活動の基盤づくりから、横のつながりを生むきっかけに

こうした課題や依頼背景をお伺いし、PRリンクはメディアへの発信をサポートしました。
その結果、業界紙や専門紙へ掲載されました。

「掲載時に社員が誇らしげにしている様子やリンクを送っているのを見て、情報発信する重要性を感じました」。(西村さん)

「もともとSNSに興味のない社員も多いのですが、徐々に『見ているよ』『あの投稿面白かったね』と声をかけてくれるようにもなりました」。(畠中さん)
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プレスリリース作成の依頼から始まったPRリンクとの関わりですが、コミュニティ型広報勉強会「みんなの広報会議」に参加することで、他の広報活動にも広がっています。会の魅力は、「他社の事例を聞いて、取り入れたいと思う施策や考え方が多かったことです」と畠中さんと西村さんは口を揃えます。

「広報はやれることが幅広く、成果を数値化しづらい。そのため社内にも説明が難しく理解を得られにくい。そうした悩みは共通だからこそ、他社では担当領域を広げすぎずに、注力することを決められているお話を聞いて、とても参考になりました」。(西村さん)

「広報担当って孤独になりがち。だからこそ広報会議で出会った仲間と応援しあったり理解しあったりしたことで、救われている部分は多々あります。うまくいくことばかりではありませんが、参加すると、やり続けていればなんとかなるんじゃないかと前向きな気持ちになれました」。(畠中さん)

こうしたノウハウやマインド面へのポジティブな影響もありながらも、1番の成果は「どんな会社にしたいのかを考える機会になったこと」だと続けます。

「ビジョンを語る他社の話を聞いて、弊社も働くみんなが夢を持てる会社になったらいいなと思ったんです」。(西村さん)

「自分たちの思いに共感してくれる人を巻き込んだ事業を展開したり、心からワクワクすることに取り組んで関わるみんながハッピーになったりしていて、いいなって。今よりもっといい会社になるためにできることから始めようって思いました」。(畠中さん)

長い目で見て、新規のご依頼獲得や顧客開拓になる

「みんなの広報会議」にとどまらず、大阪書籍印刷は、外部コミュニティへの参加に積極的です。最初にお問合せをいただいてからわずか半年の間に、PRリンクが提案した、全国の大学3年生がゼミ単位で参加し、企業からのテーマをもとに商品企画をする「Sカレ(Student Innovation College)」にも参加。「未来が描けるノートづくり」をテーマに、デジタル社会が進んでも使いたいと思える将来性のある紙製ノートを募集しました。
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大きな転換期を迎えている大阪書籍印刷には、広報活動を通して、会社全体に良い影響が生まれ始めています。

「『みんなの広報会議』で学んだことは、毎回議事録にして社内回覧しています。その影響か、SDGsや社会貢献の考えに触れるきっかけになっていると思います」。(西村さん)
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「『みんなの広報会議』で事例を学んだことで、私自身の知見も広がりましたし、社内にも広報の重要性を伝えるための説得力が増しました。また、営業でもお客様に提案できることが着実に増えています。新しい情報や価値観をお客様に届けることも私たちの役割の一つ。その地道な活動が、5年後、10年後かもしれませんが、新たな仕事を任せていただける未来に繋がっていくと信じています」。(畠中さん)

今回お話しいただいたことは、まさに広報が経営に密接に関わっていることを示すものです。広報視点を持つことが未来を切り拓く一助となることでしょう。
掲載日:2023/2/1

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