地域を広報で元気に![広報コンサルティング・プレスリリース作成・広報研修・広報セミナー]
お客様の声

VOL.11

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  1. トップ
  2. PR事例
  3. 信頼され、愛される会社づくりを広報の力で
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株式会社ダイワホーサン
代表取締役
辻本 小百合さん
丈夫でかつ軽く、子どもの体に負担をかけない通学かばん、自動車や新幹線などの縫製品、ライフジャケットなどの防災用品など、その高い縫製技術を活かして幅広い分野で事業を展開する株式会社ダイワホーサン。
信頼性が高いメディア掲載をきっかけに、テレビ、県民だよりなど多様なメディアに掲載されるようになり、「社内社外ともに会社への評価や好感度が上がった」と辻本社長は語ります。広報活動を続けることでの会社の変化について、話をおうかがいしました。

職人気質で丁寧な仕事は得意、だけど外部の発信は苦手

1966年の創業以来、通学かばんなど厚手生地の袋物類の縫製加工を主要事業とし、その縫製加工技術を活かして自動車用品や列車用品、防災や労災用品も手がけるダイワホーサン。厚物や金属メッシュ、グラスファイバーなど、切ったり縫ったりするのが困難な特殊な生地の加工技術に高い評価を得る一方、外部への発信が苦手という悩みがありました。

「職人気質で、決められたことを丁寧にきっちりこなすのは得意ですが、外部に対する発信が苦手。そもそも広報という認識もありませんでした。よその会社や人との繋がりも薄く、工場の中だけの閉鎖的な集団となっていました。」
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メディアへの掲載によって企業への信頼度アップ

そんな中ご縁があり、当社の広報トータルサポートを受けることになった同社。初めてのプレスリリースが日経新聞に掲載され、行政、金融機関、大手企業など様々なところから問い合わせがあり、「商品や企業の認知度だけでなく、信頼度も上がった」とメディアによる信頼効果の高さを実感した辻本社長。
その後も継続的に取材され、県民だよりにも掲載。さらに奈良県からの紹介で奈良テレビでも紹介されました。「メディアに載ることで地域の人にも“あの会社、そんなすごい会社やったんや”と評価されるようになりました。イベントなどで出店していると“がんばっているね”と地域の人に声をかけてもらえるようになり、従業員のモチベーションアップにも繋がっています。」

社内に新しい風と、客観的な視点を。会社外の新しい繋がりも

同社の広報サポートには、子どもの事故予防が専門の大阪大学大学院特任研究員の岡まゆみさんに、外部ディレクターとして広報サポートに入ってもらっています。今では辻本社長にとって岡さんは、何でも相談できる存在だとか。
「岡さんに話を聞いてもらうことで、冷静に判断を下すことができます。また岡さんが社員とも連携してくれることで、社内に新しい風が。社員に良い刺激を与えてくれています。」
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当社の広報サポートの1つ、様々な会社が参加し広報について話す「みんなで広報会議」にも辻本社長と広報担当の社員が一緒に参加しています。
「広報担当の社員は今まで生産部という、広報と全く違う畑出身の人です。自分の考えをどう発信したら良いか、自社以外の人と話をする機会もなく、広報の何から学んだら……そんな悩みがあったけれど、広報会議に出て他社の話を聞き、とても刺激的で考えが鍛えられている、と言っています。」
みんなで広報会議」を通してこれまでになかった出会いも。同じく会議に参加している環境負荷の低い再生紙を製造している「山陽製紙」の丈夫な再生紙の特長を活かした防災用品の開発を協働で行い、SDGsビジネスコンテストで入賞。また発達障がい者がある方々の使いやすさを追及したノート「まほらノート」を製造販売する「大栗紙工」とはツイッターでコラボ企画も実施。
「今まで接点のなかった違う業界の会社と協働することで提案力が上がり、さらに社会貢献性が高い企業さんとコラボすると、お互いのフォロワーがコラボ相手もフォローするなど相乗効果を感じています。」
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地域に、お客さまに、そして従業員に愛される会社づくりを

辻本社長に、広報に今後期待することを尋ねると「ファンづくり」という答えが。

「メディア掲載により、地域の人から“がんばっているね”と声をかけてもらうことが増え、これまでネガティブ思考が目立った社員からも“恥じないように頑張りたい”という前向きな声が上がり、会社の雰囲気も変わりました。
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これからの時代、ブランドへのファンづくりは必要不可欠だと考えています。お客さまにも、地域の人にも、従業員にも会社のことをもっと好きになってもらう=ファンになってもらう、愛される会社づくりをするため、広報活動を続けたいです。」

素晴らしい技術を持っているけれども、それをうまく発信できない、どうすれば社会的価値を高められるのかがわからない、そんな中小企業経営者や広報担当者は多いのではないでしょうか。以前は広報について考えたこともなかった、という辻本社長ですが、今ではその価値を次のように語ります。
「自分発信や、お金を出して書いてもらう広告では、認知はしてもらえても信頼してもらうことは難しい。一方、メディアという第三者に紹介してもらう広報は、自社や商品を認知してもらうだけでなく、信頼性も上がる。すると仕事に繋がるだけでなく、社員のモチベーションやまわりからの評価も向上する。広報活動が良い循環を生んでいます。」

ダイワホーサンの事例は、広報を通して企業が社会とのより良い関係を築き、自社の社会的価値を高める。広報=パブリックリレーションズの本来のあり方を示す事例といえます。
掲載日:2023/2/1

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